「ドコモ口座」不正引き出しが相次ぐ・・・「地方銀行」身に覚えのない引き出しに注意
NTTドコモの決済サービス「ドコモ銀行」の不正開設が行われ、紐づけられた銀行口座から引き出されるという事件が数件相次いでいるとのことで、拡大を懸念し9月末までに新規登録を停止させる旨の発表がありました。
狙われたのは地方銀行が多く、ドコモは口座連携を複数の銀行でストップしました。
不正開設から引き出しまでの手口は、何らかの手口で入手した預金者の個人情報を元にドコモ口座を開設、また個人情報から紐付けた銀行口座よりドコモ口座へ入金する形で不正引き出しを行い出金し現金を手にする。という流れのようです。
被害が確認されたのは、仙台市の七十七銀行、岡山市の中国銀行、福島市の東邦銀行、大津市の滋賀銀行、鳥取市の鳥取銀行、岐阜県大垣市の大垣共立銀行。
最大で10万円の引き出しが確認されるなど、さらに被害が広がれば多額の被害金額となります。
口座情報などの漏洩があったことが懸念されますが、今の所その確認は取れていないようです。
「ドコモ口座」は、ドコモの顧客ID”dアカウント”と銀行口座の情報があれば開設でき、電子決済が利用できるサービスですが、開設にあたり本人確認の不十分さを認めセキュリティーの強化に務めるとの事ですが、手軽で便利なサービスなだけにこういった不正が行われてからセキュリティーがどうかと問題にされるのは残念でなりません。
被害にあった方に返金される事と、ここから被害が広まらず逮捕に至ってくれることを願います。
電子決済は便利な物です。各社様々なサービスがあり、電子決済の時代でこの不正被害が未来の安全に繋がるようお願いしたいですね。